
迷うことがあると、つい占いを見てしまう。そんなご自分に、少し戸惑いを感じたことはありませんか。
同じ質問を、納得できる答えが出るまで何度も占ってしまったり、良くない結果が出た日は一日中それが頭から離れなかったり。こうしたことは、決して珍しい話ではありません。私自身、鑑定の現場でたくさんの方からお話をうかがってきましたが、皆さんとても真剣だからこそ、占いに答えを求めてしまうのだと感じています。
占いを見ること自体が、いけないわけではないんです。ただ、占いに答えを決めてもらうのではなく、あくまで自分の選択のために使えると、少し気持ちが楽になります。
占いに頼りたくなるのは、答えが欲しいから
恋愛のこと、夫婦のこと、これからの仕事のこと。答えのはっきりしない場面で不安が大きくなると、誰かに、あるいは何かに答えを示してほしくなるものです。これはごく自然な感覚だと思います。
先の見えない状況の中で外側から答えをもらいたくなるのは、それだけ真剣に、自分の人生を大切にしたいと思っているからでもあります。なので、占いに頼りたくなる自分を、わざわざ責めなくても大丈夫です。
とはいえ、同じことを何度も占ってしまうときは、少しだけ立ち止まってみるとよいかもしれません。答えを探しているつもりが、いつの間にか「安心できる答え」が出るまで探し続けてしまう、ということが起こりやすいからです。
占いとの距離を見直したいサイン
占いとの付き合い方を見直す一つのきっかけとして、こんなサインに心当たりがないか、振り返ってみてください。
- 違う答えが出るまで、同じことを何度も占ってしまう。
- 占いの結果によって、その日一日の気分がすっかり左右されてしまう。
- 自分の希望よりも、占いの結果のほうを優先してしまう。
- 何かを決めるたびに、占いを見ないと落ち着かない。
こうしたサインは、「あなたは依存している」と判定するためのものではありません。今、占いとどんな距離感でいるのかを、あらためて眺めてみるための入り口くらいに考えていただければと思います。
視点1 事実と占いの結果を分ける
一つ目の視点は、実際に起きている事実と、占いから受け取った解釈や可能性とを、分けて考えることです。
たとえば、恋人から3日間連絡がないとします。「3日間連絡がない」というのは、確かに起きている事実です。でも「嫌われた」「別れる運命だ」というのは、その事実に対してご自身が付け加えた解釈にすぎません。
そこにもし「距離を置いたほうがよい」という占いの結果が加わったとしても、それは現実そのものではなく、判断のための材料が一つ増えたというだけのことです。
事実、解釈、占いの示唆。
この3つを一緒くたにしてしまうと、まだ確かめてもいないことを、もう起きてしまったことのように感じてしまいます。まずは、実際に何が起きているのかを、一つずつ確認するところから始めてみてください。
視点2 自分の気持ちを置き去りにしない
二つ目の視点は、「占いではどう言われたか」だけでなく、「今、自分はどう感じているか」を確かめることです。
不安、寂しさ、怒り、あるいは安心したい気持ち。こうした感情に、良い悪いのジャッジをつける必要はありません。気持ちというのは、必ず従わなければならない命令ではなく、自分の内側で今何が起きているかを教えてくれる、いわば手がかりのようなものです。
占いの結果が、本当の気持ちを上書きしてしまうことがあります。「占いではこう出たのだから、こう感じるべきなんだ」と、自分の感覚のほうを後回しにしてしまうような形です。心当たりのある方も、少なくないのではないでしょうか。
一度、占いの結果を脇に置いて、「私は今、何を感じているんだろう」と、ご自身に尋ねる時間を取ってみてください。
視点3 本当はどうしたいのかを言葉にする
三つ目の視点は、正解を一度で出そうとせず、「今の自分が望んでいること」を、小さく言葉にしていくことです。
たとえば関係に迷っているとき、「今すぐ終わらせるか、それとも続けるか」という大きな二択で考える必要はありません。
「まずは、落ち着いて話せる時間をつくりたい」
「一週間くらい、自分の気持ちを整理したい」
「相手の希望だけでなく、自分の希望も伝えたい」
このくらいの小さな望みから言葉にしていくと、選択は少しずつ、現実的なものになっていきます。一度決めたことも、状況に合わせて見直したり、選び直したりして構いません。最初から完璧な答えを出そうとしなくても大丈夫です。
迷ったときに書き出したい3つのこと

ここまでお伝えした3つの視点を、実際に手を動かして整理する方法をご紹介します。迷ったときは、ノートでもメモ帳のアプリでもいいので、次の3つを書き出してみてください。
まず、今、実際に起きている事実。たとえば「相手から3日間連絡がない」というように、誰が見ても同じ言葉で表せることを書きます。
次に、そのことについて感じている気持ち。「不安」「嫌われたのではないかと心配になっている」など、今の心の状態をそのまま言葉にしてみてください。
最後に、本当はどうしたいと思っているか。「一度、相手の状況を落ち着いて聞いてみたい」というふうに、今できそうな小さな望みを書いてみます。
占いを受けた場合は、その結果をこの3つとは分けて、「参考にしたい視点」として別に書き添えておくとよいでしょう。事実や気持ちと混ざらないようにしておくだけで、占いの結果に振り回されにくくなります。
キャンサータロットが大切にしていること
星のかけらでご紹介しているキャンサータロットは、一般的なタロット占いとは少し仕組みが違います。
一般的なタロットは、その場でカードを引いて、出たカードを読み解いていきますよね。でもキャンサータロットは、カードをランダムに引くことはありません。生年月日から「ステラナンバー」と「テイルイヤー」という数字を割り出し、その数字が示す意味を読み解いていく方法をとっています。
ステラナンバーは、生まれ持った本質や資質、強みや傾向を示すもので、一生変わることがありません。テイルイヤーは、生年月日を起点として毎年変わっていく数字で、今の人生の流れや時期を表しています。
キャンサータロットが目指しているのは、未来や選択を断定することではありません。自分の本質と今の流れを知ることで、気持ちや状況を整理し、ご自身で選択していくための材料にしていただくためのものです。
キャンサータロットの仕組みについては、「キャンサータロットとは? – カードを引かないタロット占い」もあわせてご覧ください。
ステラナンバーについてもう少し詳しく知りたい方は、「ステラナンバーとは?生まれ持った本質を知る意味」もどうぞ。
よくある質問
Q1. 占いを何度も見てしまうのは、依存なのでしょうか?
何度も占いを見てしまうこと自体が、医学的な依存を意味するわけではありません。答えの出ない状況で不安が大きいとき、外側から答えを求めたくなるのは自然なことです。ただ、同じ質問を繰り返すほど不安が強くなっているようなら、一度、事実・気持ち・望みを整理する時間を取ってみてください。
Q2. 良くない結果が出たときは、従ったほうがよいですか?
占いの結果に、必ず従わなくてはいけないということはありません。結果は、これから起きることを確定させるものではなく、今の状況を考えるための一つの視点です。事実と照らし合わせながら、ご自身の気持ちや望みも合わせて考えていただければと思います。
Q3. 占いを受けるなら、どのように質問するとよいですか?
「これからどうなりますか」という聞き方だけでなく、自分の選択につながるような聞き方も試してみてください。たとえば「私は今、何を整理するとよいですか」「自分らしく進むために、どんな点を意識できますか」「今の流れの中で、どのような準備ができますか」といった質問です。こうした聞き方をすると、占いの結果を、ご自身の行動にぐっと生かしやすくなります。
おわりに
占いは、あなたから答えを奪うためのものではありません。むしろ、自分の気持ちや本当の望みを、もう一度聞き直すきっかけになってくれるものだと思っています。
事実を確かめて、気持ちを大切にして、今の望みを言葉にしていく。そのなかで最後に選ぶのは、いつだってあなた自身です。そして、その選択は一度きりのものではなく、必要なときに見直していくことができます。
占いに答えを決めてもらうのではなく、ご自身の本質や今の流れを言葉にしながら整理していきたい方は、鑑定メニューもご覧ください。