週末に会えるかもしれないと思うと、ほかの予定を入れずに空けておく。
食事や行き先を聞かれても、「どっちでもいいよ」と相手に合わせる。
本当は行きたい場所も、やりたいこともあるのに、「嫌われたくない」「私が合わせれば、うまくいく」と思って、自分の希望を後回しにしていないでしょうか。
相手を思いやって、予定を合わせる日もあるでしょう。それでも、いつも自分が合わせて疲れているなら、2人の間の「境界線」を少し見直してみてもよいかもしれません。
この記事では、相手を優先しすぎているときに表れやすい5つのサインを、日常の場面から確認していきます。
恋愛における境界線とは
恋愛における境界線とは、自分と相手の予定や気持ちを分け、互いの希望を話し合うための目安です。
たとえば、休日に会いたい相手と、家でゆっくり休みたい自分がいたとします。
「今週は休みたい」
「それなら来週にしよう」
このように、それぞれの希望を出したうえで予定を決めることができます。
親しい相手だからといって、いつも同じ気持ちや希望でいる必要はありません。
お互いが希望を言い、そのうえで予定を決められているか。まずは、そこを振り返ってみてください。
相手を優先しすぎているかもしれない5つのサイン
相手に合わせることが習慣になっていると、自分では「いつものこと」と思っていて、負担に気づきにくい場合があります。
ここからは、時間、選択、本音の伝え方、相手の問題への関わり方、一緒に過ごしたあとの疲れという5つの視点から見ていきます。
すべてに当てはまるかどうかを考える必要はありません。「これはよくあるかも」と感じる場面がないか、自分の最近の過ごし方と重ねながら読んでみてください。
1 相手からの誘いを考えて、予定を空けている
「今週末、もしかしたら会えるかもしれない」
まだ約束をしていないのに、そう思って土曜日も日曜日も予定を入れずにいる。
友人から誘われても、「相手から連絡が来るかもしれないから」と返事を保留にする。
こうしたことが何度も続いているなら、自分の時間よりも「相手から誘われたときに応えられること」を優先しているのかもしれません。
会う予定を立てている途中だったり、あらかじめ週末を空ける約束をしていたりするなら、予定を入れずに待つのは自然です。
気にしてみたいのは、まだ何も決まっていない段階から、自分の予定を入れないことが当たり前になっているときです。
最近の休日を振り返って、「相手から誘われるかもしれない」という理由だけで、やりたかったことや人との約束を後回しにした日はなかったでしょうか。
もし思い当たるなら、次に予定を決めるときは、自分の予定を先に1つ入れてみる、という選び方もあります。
「土曜日は予定があるけれど、日曜日なら会えるよ」
そう伝えれば、相手と会う時間を持ちながら、自分の時間も残せます。
2 自分の希望より、相手の希望を先に選んでいる
「何が食べたい?」
「どこに行きたい?」
そう聞かれたとき、本当は希望があるのに、いつも「何でもいいよ」「そっちに合わせるよ」と答えていないでしょうか。
和食が食べたいと思っていても、相手が洋食を選びそうなら何も言わない。
もう少し早い時間に会いたいと思っていても、相手が決めた時間にそのまま合わせる。
たまに相手に選んでもらうことと、自分の希望を毎回引っ込めることは、少し違います。
相手に合わせるほうが楽な日もありますし、どちらでも本当に構わないときもあります。
一方で、「私はこっちがいい」と思っているのに、それを言わずにいる日が続くと、何を食べたいのか、どの時間に会いたいのかを、相手に伝える機会が少なくなっていきます。
最近、食事や行き先を決める場面で、自分から希望を伝えたことはあったでしょうか。
思い浮かばない場合は、次に聞かれたとき、まず1つだけ自分の希望を口にしてみてください。
「今日は和食が食べたいな」
最終的にどちらを選ぶかは、そのあと2人で決められます。
3 本音を伝えたあと、すぐに謝ってしまう
自分の希望を伝えた直後に、
「ごめんね、やっぱり何でもいいよ」
と付け加えてしまう。
誘いを断ったあとにも、
「本当にごめん。嫌だったら無理しなくていいから」
と、伝えた内容を取り消すように言葉を重ねてしまう。
こうした「ごめんね」が、相手に迷惑をかけたことへの謝罪ではなく、自分の希望を言ったことそのものへの謝罪になっていないか、少し振り返ってみてください。
本音を伝えることに慣れていないと、言ったあとで「わがままだと思われたかな」「嫌な気持ちにさせたかな」と不安になる場合があります。
その不安から、せっかく伝えた希望を自分で小さくしてしまうと、相手には本当はどうしたいのかが伝わりにくくなります。
次に自分の希望や断りを伝えたときは、必要のない「ごめんね」を1回だけ減らせないか意識してみると、自分の言葉をそのまま残しやすくなります。
「今日は行けないけれど、また別の日なら大丈夫」
ここまで伝えたら、いったんそこで言葉を止めてみる。
相手の反応を先回りして打ち消さなくても、自分の希望は伝えられます。
4 相手の問題まで、自分が解決しようとしている
相手が仕事で悩んでいると聞くと、どうすれば解決できるかをずっと考える。
家族との問題を聞けば、自分まで相手の家族のことを調べたり、解決策を探したりする。
身近な人が困っていたら、力になりたいと思うのは自然なことです。
ただ、話を聞くことと、相手に代わって問題の答えを出すことは同じではありません。
仕事を辞めるか続けるか。
家族とどのような距離を取るか。
誰とどのように話し合うか。
最終的に決めるのは、その問題を抱えている本人です。
相手の悩みを聞いたあと、自分が「何とかしなければ」と焦っていないでしょうか。
そんなときは、「今は話を聞くほうがいい? それとも一緒に考えたほうがいい?」と相手に尋ねてみてください。
どこまで関わるかが分かれば、自分が背負わなくてもよい部分も見えやすくなります。
5 一緒に過ごしたあと、楽しさより疲れが残る
会っているあいだは普通に過ごしていたのに、帰宅すると急にどっと疲れる。
家のドアを閉めた瞬間、ほっとしたような気持ちになる。
その日の夜になってから、「あの言い方でよかったかな」「変なことを言わなかったかな」と、自分の言葉や態度を何度も振り返る。
こうした反応が毎回のように続いているなら、一緒にいる時間に思っている以上の緊張を使っている可能性があります。
楽しい時間を過ごした日でも、長時間出かければ疲れることはあります。
ここで見たいのは、体力の疲れだけではなく、「相手の機嫌を気にしていた」「嫌な顔をされないように言葉を選んでいた」「自分らしく振る舞えなかった」と感じる疲れが残っていないかということです。
次に会った日は、帰宅してから自分の状態を少し確認してみてください。
「今日は楽しかった」が残っているのか。
「やっと1人になれた」が強いのか。
帰宅後の疲れや、ほっとした気持ちを振り返ると、会っている最中には気づかなかった負担が分かることもあります。
境界線を伝えるときの言い方
境界線を伝えるというと、相手を拒むような言葉を想像するかもしれません。
けれど、日常の予定であれば、自分の希望と相手にできることをそのまま伝えるだけでも十分です。
たとえば、週末に相手から「土曜日に会わない?」と誘われたとします。
その日は家で休みたいと思っているなら、
「土曜日は家でゆっくり休みたいんだ。日曜日なら会えるよ」
と伝えられます。
相手から「土曜日は無理?」と聞かれたら、
「今週は土曜日を休む日にしたいから、日曜日がいいな」
と、もう1度自分の希望を伝えます。
そこで相手が日曜日を選べるなら、そのまま予定を決めればよいでしょう。
日曜日が難しいのであれば、
「じゃあ、また次にお互い都合の合う日を探そう」
と話を終えることもできます。
自分の希望を伝えたからといって、必ず希望どおりになるとは限りません。
希望が違ったとき、どちらかがすぐに引っ込めずに話し合えるか。そのときの相手の反応も、今後の関係を考えるうえで確認したい点です。
希望を伝えると怒鳴られる、脅される、監視される、行動を制限される、暴力を受けるなど、強い恐怖や身の危険を感じる状況では、2人だけで解決しようとしないでください。
自分の安全を優先し、信頼できる人や専門の相談窓口につながることを考えてください。
占いを使うなら、自分の選択を整理するために
恋愛で迷っていると、相手がどう思っているのか、これからどうなるのかを知りたくなることもあるでしょう。
「星のかけら」で扱っているキャンサータロットは、カードをランダムに引いて答えを出す占いではありません。
生年月日から「ステラナンバー」と「テイルイヤー」を算出し、その2つをもとに読み解いていきます。
ステラナンバーは、生まれ持った本質を表すものとして扱い、一生変わりません。
テイルイヤーは生年月日を起点として毎年変わり、今の人生の流れを読むために使います。
相手の気持ちや未来を断定するものではなく、自分の本質や今の流れを手がかりに、「この関係の中で私は何を大切にしたいのか」を整理するために使うものです。
詳しい仕組みは、キャンサータロットとは? – カードを引かないタロット占いでご紹介しています。
占いとの距離を整えたい方は、占いに依存せず、自分の選択に生かす3つの視点もあわせてご覧ください。

おわりに
相手を大切にしたい気持ちと、自分の希望を持つことは、どちらか1つを選ぶものではありません。
まずは次に予定を決めるとき、「私はどうしたい?」と自分に聞いてみてください。
そして、浮かんだ希望を1つだけ言葉にしてみる。
「土曜日は休みたい」
「今日は和食がいい」
「その時間より、少し早いほうがいい」
自分の希望を言えたら、次は相手の希望も聞き、2人で予定を決めていけます。
ご自身の本質や今の流れを手がかりに、この関係で何を大切にしたいのか整理したい方は、鑑定メニューもご覧いただけます。
答えを決めてもらうためではなく、ご自身の選択を考える時間としてご利用いただけます。
